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  • 執筆者の写真伊丹市のこどもの未来を考える会

5/1・7時時点463件:新型コロナ休校・休園アンケート結果


​多くの皆様の協力でアンケート回答数はどんどん増えている状況です。 5月1日午前7時時点の情報を掲載いたします。 小学校区別に回答状況が異なるため、「私の地域の人の意見をもっと聞きたいな~」という方、ぜひ拡散にご協力ください。​

主に小学校のお子さんがいる保護者の方が回答者の中心。463名からの回答で、2名以上お子さんがおられる方が80%を超えており、総数で約800名ほどのお子さんの状況を回答いただいているイメージになります。

小学校区別にみると、伊丹小24.4%、南小11%、有岡小9.7%、昆陽里小9.3%、鈴原小9.1%の順に回答が多くなっています。どの程度均等に回答者が広がるか次第ですが、多くの方に回答いただけた場合、最終的に児童生徒数の多い地域の比率が高くなると思われます。

お仕事をされている方が全体の60%を占めており、その半数以上34.6%は通勤が必要な状態にあることがわかります。在宅勤務や休暇中でない保護者のお子さんの状況はどのようになっているのでしょうか。

次の日中での過ごし方から、76%は同居家族と過ごし、残り27%の内訳のうち、仕事で不在となる保護者がどう対応しているのかが読み取れます。 ひとつ前の質問の回答から、通勤が必要な保護者は34.6%。 しかし「特別保育」実施のため、保育園・児童くらぶに通っている人はわずか2.5%(11件)であり、子どもだけで過ごす16%(74件)、その他、祖父母へ預ける、交代で休みを取って子どもを見るなど、なんとか対応していることがわかります。

一番多く回答されたものは運動不足、次いで、学習の遅れ、友達や先生に会えないコミュニケーションの不足等が多くチェックされました。自由記入欄にも学習進度が家庭によって異なる=保護者にゆだねられている状況に不安や不満を感じている回答も多くみられました。

子どもの体験や学習機会の減少、自分のストレス、運動不足が上位3つとなりましたが、仕事がどうなるのか?また、家族内での口論・DV・虐待リスクを上げた回答が14%(65件)と気になる結果となっています。


ほぼ外出をしていない子どもが16.4%(75件)と多く、3月上旬の休校から約2カ月と考えると子どもの運動能力の低下が気になる回答となっています。一方で毎日外出している子どもは23.3%(107件)で、家庭によって状況が大きく異なっていることが読み取れます。

次の質問の回答は外出する場合は、どのような時か?という質問ですが、運動機会を確保するためと思われる、散歩や公園が多くなっています。 自由記入欄で目立ったのがランニングやジョギング・マラソン、また、家の前で遊ぶ等、外遊びの機会をどのように確保するか模索している様子が見られました。 後述の自由記入欄では、公園に行かせたいが周囲の目が気になる、また、自分は自粛しているのに他の子どもが公園にいるのが気になるなど、運動はさせたいが、どの程度まで外遊びを控えるべきか基準が見えず保護者が困っている様子が浮き彫りになりました。 家の前で遊んでいるだけで、近所の人から苦情を言われて外に出られないというケースも見られました。

友達に会う頻度がほぼないという回答が68.9%と、7割に近い子どもが、おそらく家族のみを中心としたコミュニケーションとなっていることが想定されます。

家庭学習については学校からの課題をやっているが82.5%と突出して多いものの、その他については、家庭によって異なることがわかります。 特になにもしていない8.6%(40件)という回答も一定数あり、保護者が日中自宅にいることができるか、また、自宅にいても仕事をしながらや、複数の異年齢の子どもに勉強をさせる難しさも見える一方で、塾や問題集・タブレット教材を使っている家庭もあり、懸念されている家庭による学力格差が、実際に起きつつあるのではないかと気になる結果となっています。

休校中にしてほしいこと、フォローについては、オンラインの授業が66.5%と多く、次いでプリント配布59%となっています。プリント配布については伊丹市が無料公開している教材があるものの、プリンタがない、プリンタはあっても印刷の手間・インク代の負担等の声も見られ、学校からの定期的な教材配布を希望する声が自由記入欄でも多くみられました。 また、休校が長期化するのではないか?収束しても再燃するのではないか?という懸念も多くあり、動画配信やオンラインでの授業やホームルーム(双方向)ができる体制を急いで整えてほしいという声が見られました。 家庭によって、保護者が日中不在で子どものみになるケースもあり、オンライン設定を低学年の子どもが一人で実行することは難しいという意見も見られ、保護者が不在になる家庭へのフォローをどのように行うのか課題もあります。そういった家庭からは、いつでも見れる動画配信が助かるという声が見られました。 オンラインでの「双方向コミュニケーションが取れるメリット」、動画配信の「いつでも見れるというメリット」、それぞれをうまく活用していくことが必要かもしれません。

このアンケートはWEB回答する方式で実施しているため、インターネット環境がない、と答えた家庭はほぼなかったものの、端末は圧倒的にスマートフォンが多く、オンライン授業が始まった場合に、端末の貸し出しが不要と回答した家庭は39.3%にとどまりました。

引き続き回答は増え続けている状況で5/1、21時時点で500件となっています。 一番最後の質問、自由にご意見を記入していただく欄には様々な立場からの意見が集まっています。一件ずつ読み込んで、項目ごとに分類しお伝えできるようにしたいと思います。


アンケートに回答くださった保護者の皆様、また、他の保護者様へアンケートの存在を伝えてくださった皆様、ありがとうございます。

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