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  • 執筆者の写真伊丹市のこどもの未来を考える会

5/3・7時時点524件:新型コロナ休校・休園アンケート結果

更新日:2020年5月9日

5/1、7時時点463件から、61件増えて5/3、7時時点524件の結果を掲載いたします。


今回のアンケート調査は「伊丹市のこどもの未来を考える会」の保護者から主にLINEを使って回答&拡散の協力願いを行いました。数名からの発信で500件を超えたことは非常に驚いたと同時に、「気軽に意見を届けられる場」の必要性を感じました。 ただ、さすがにここに来て回答数は伸び悩んできています。 伊丹市の子どもはたくさんいて、500世帯ではまだまだ!と。 ぜひ、アンケートの存在を多くの人に知っていただき、回答をお願いしたいと思います。 引き続きご協力をお願いいたします。 前回からの61件の増加なので、大きな傾向は変わりません。今回はすこし違った視点でデータを見ていきたいと思います。 まず回答内容から、どの程度の人数の子どもが背景にいるのかを計算してみました。お子さんの人数の回答状況から、


お子さんの人数は?の回答から具体の人数を予測してみる!
2人 301組 602人
3人 112組 336人
1人 94組  94人
4人 11組  44人
5人以上を5人として 6組 約30人 
※6人とか7人でも5人になってしまうため約をつけています。

合計 約1106人

このうち、お子さんの学年の回答状況から、各学年の概算人数を出していきます。 保育園、小学校低学年、小学校高学年、と複数回答で3人ならそれぞれの項目に1人ずつ足してみる、という作業です。 保育園、小学校高学年、と複数回答で3人の場合は、想像でしかないので、ルールとして年齢の高い方を2人とカウントしてみました。本来であれば、細かく取得すればよいのですが、あまり細かく聞かれると「なんだか怖いな~」という感覚もあるかも…とざっくりとした聞き方を採用しました。 この方式で計算していくと…とてもざっくりとしたイメージの数字になってしまいますが、以下のような人数のイメージになります。

未就学児 約60人
保育園 約50人
幼稚園 約150人
小学校低学年 約320人
小学校高学年 約340人
中学校以上  約190人

小学校区別の比率も大きくは変化していません。グラフ内は見づらいので、補足の数値を書き出すと、以下のようになっています。

■伊丹小	125、23.9%、■南小 61、11.6%、■有岡小 54、10.3%
■昆陽里小 44、8.4%、■鈴原小 44、8.4% ■緑丘小 29、5.5%
■鴻池小	24、4.6%、■笹原小 23、4.4%、■稲野小 21、4.0%
■摂陽小	17、3.2%、■天神川小 16、3.1% ■荻野小 15、2.9%
■瑞穂小	13、2.5% ■花里小 11、2.1% ■桜台小 9、1.7%
■伊丹市以外9、1.7%、■池尻小 8、1.5% ■分からない1、0.2%

これは、前回も記載していますが、どの程度均等に回答者が広がるか次第ではあるものの、多くの方に回答いただけた場合、最終的に児童生徒数の多い地域の比率が高くなると思われます。


お仕事をされている方が全体の60%を占めており、その半数以上35.7%(前回より増加)は通勤が必要な状態にあることがわかります。在宅勤務や休暇中でない保護者のお子さんの状況はどのようになっているのでしょうか。


上記のグラフでは、75.4%が家族と過ごしていることしかわかりませんが、この回答を保護者の仕事の有無で絞り込むと、下記のようになり、通勤している人は、こども一人で留守番か、同居家族や、祖父母に預けていることがわかります。 また、在宅勤務をしている人の約8割が子どもが家にいる状態で仕事をすることとなっており、自由記入欄でも子どもを見ることができないという回答が目立ちました。




以下は前回からとあまり傾向が変わらなかったものや、考察が進んでおらず、取り急ぎ新しいデータに変更したグラフ等になります(解説文は前回のものをベースに数値のみ入替をしています)

一番多く回答されたものは運動不足、次いで、学習の遅れ、友達や先生に会えないコミュニケーションの不足等が多くチェックされました。自由記入欄にも学習進度が家庭によって異なる=保護者にゆだねられている状況に不安や不満を感じている回答も多くみられました。


子どもの体験や学習機会の減少、自分のストレス、運動不足が上位3つとなりましたが、仕事がどうなるのか?また、家族内での口論・DV・虐待リスクを上げた回答は比率に変化がなく14%(74件)と気になる結果となっています。




ほぼ外出をしていない子どもが24.4%(127件)と多く、3月上旬の休校から約2カ月と考えると子どもの運動能力の低下が気になる回答となっています。一方で毎日外出している子どもは17.2%(90件)で、家庭によって状況が大きく異なっていることが読み取れます。

次の質問の回答は外出する場合は、どのような時か?という質問ですが、運動機会を確保するためと思われる、散歩や公園が多くなっています。 自由記入欄で目立ったのがランニングやジョギング・マラソン、また、家の前で遊ぶ等、外遊びの機会をどのように確保するか模索している様子が見られました。 後述の自由記入欄では、公園に行かせたいが周囲の目が気になる、また、自分は自粛しているのに他の子どもが公園にいるのが気になるなど、運動はさせたいが、どの程度まで外遊びを控えるべきか基準が見えず保護者が困っている様子が浮き彫りになりました。 家の前で遊んでいるだけで、近所の人から苦情を言われて外に出られないというケースも見られました。



友達に会う頻度がほぼないという回答が67.9%と、7割に近い子どもが、おそらく家族のみを中心としたコミュニケーションとなっていることが想定されます。

家庭学習については学校からの課題をやっているが82.5%と突出して多いものの、その他については、家庭によって異なることがわかります。 特になにもしていない8.8%(46件)という回答も一定数あり、保護者が日中自宅にいることができるか、また、自宅にいても仕事をしながらや、複数の異年齢の子どもに勉強をさせる難しさも見える一方で、塾や問題集・タブレット教材を使っている家庭もあり、懸念されている家庭による学力格差が、実際に起きつつあるのではないかと気になる結果となっています。


休校中にしてほしいこと、フォローについては、オンラインの授業が67%と多く、次いでプリント配布59%となっています。プリント配布については伊丹市が無料公開している教材があるものの、プリンタがない、プリンタはあっても印刷の手間・インク代・紙代の負担等の声も見られ、学校からの定期的な教材配布を希望する声が自由記入欄でも多くみられました。 また、休校が長期化するのではないか?収束しても再燃するのではないか?という懸念も多くあり、動画配信やオンラインでの授業やホームルーム(双方向)ができる体制を急いで整えてほしいという声が見られました。 家庭によって、保護者が日中不在で子どものみになるケースもあり、オンライン設定を低学年の子どもが一人で実行することは難しいという意見も見られ、保護者が不在になる家庭へのフォローをどのように行うのか課題もあります。そういった家庭からは、いつでも見れる動画配信が助かるという声が見られました。 オンラインでの「双方向コミュニケーションが取れるメリット」、動画配信の「いつでも見れるというメリット」、それぞれをうまく活用していくことが必要かもしれません。







このアンケートはWEB回答する方式で実施しているため、インターネット環境がない、と答えた家庭はほぼなかったものの、端末は圧倒的にスマートフォンが多く、オンライン授業が始まった場合に、端末の貸し出しが不要と回答した家庭は39.3%にとどまりました。



一番最後の質問、自由にご意見を記入していただく欄の分類作業を進めています。

少しお時間を頂きますが、どのような状況か、早めに皆さんへ共有していきたいと思います。


アンケートに回答くださった保護者の皆様、また、他の保護者様へアンケートの存在を伝えてくださった皆様、ありがとうございます。 自由記入欄についてはこちらをクリック(5/8更新)


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